2024-05-04
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夫婦で介護施設に入居するメリットとデメリット

夫婦で一緒に介護施設の同じ部屋に入居できるとなると、今までと住環境を大きく変えることなく引越しできることから、メリットがたくさんあるように感じるだろう。特に老老介護の場合は、プロの介護サービスを受けることができるため共倒れを防ぐことにも繋がる。介護施設の夫婦入居のメリットはこれだけに限らず、費用の節約や家族への負担を軽減できるというメリットも挙げられる。夫婦それぞれで別の部屋を契約するよりも、夫婦揃って1部屋を契約した方が居住のために必要な費用を抑えることができる。2人部屋は1人部屋と比較すると家賃や水道光熱費が高くなりやすいが、それでも2つの部屋を別々に契約するよりは費用を節約することが可能だ。

また夫婦に子供がいる場合、2人揃って介護施設に入居することで子供にかかる負担を軽減することができる。片方だけ入居して片方は実家で1人で生活するとなってしまうと、子供は1人で生活している親のことが心配になってしまう場合が多い。介護施設へ入居するとプロの介護職員による介護サービスを受けることができるので、離れて暮らす子供も安心して毎日を過ごすことができるのだ。

一方夫婦入居のデメリットとして挙げられるのが、2人一緒に生活するからこそストレスが溜まってしまう可能性があるということだ。施設によっては、生活する部屋はワンルーム程度の狭いスペースとなってしまう。今まで同じ家で生活していた夫婦でも、ほとんどの時間を別々の部屋で過ごしていたという場合は少なくない。いきなり小さな空間で夫婦2人で過ごす時間が多くなってしまうと、生活リズムが合わずにストレスを感じてしまう場合があるのだ。