2024-05-04
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共倒れにならないための対策

老老介護は介護する側の負担が大きくなることから、高齢者同士で共倒れしてしまいやすい関係として度々問題視されている。老老介護での共倒れを予防する対策として、まずは老老介護にならないようにするということが大きな対策として挙げることができる。もしも家族や身近な人の中に高齢者以外で頼ることができる人がいるのであれば、その人物に介護を頼むことで老老介護を未然に防ぐことが可能だ。

しかし介護を行うとなると、やはり血のつながりのない家族以外には頼みづらくなってしまうだろう。家族の中に高齢ではない人がおらずどうしても老老介護になってしまう場合には、デイサービスやショートステイなど、介護サービスを積極的に利用することをおすすめする。完全に介護のプロに頼みきりにならなくても、少し介護サービスを利用することで心身ともに負担を軽減することができるだろう。

もしも経済的に余裕がなく、介護サービスに頼ることもできないという場合には、地域包括支援センターに相談してみることをおすすめする。地域包括支援センターは全国の自治体に設置されており、訪問で話を聞いてもらえるほか、電話やメールで介護について相談することもできる。相談費用は無料で、主任介護支援専門員や保健師、社会福祉士などの職種の相談員に介護についての悩みを聞いてもらうことができ、自分たちに適した介護ケアプランの作成や調整を行ってもらえる。老老介護に悩んだら、自分たちだけで問題を解決しようとせず、まずは誰かに相談してみることから始めるのが重要である。